鷺と雪

鷺と雪

鷺と雪 北村薫 ***

帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウドッペルゲンガー…。良家の令嬢・英子の目に、時代はどう映るのか。昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。

北村氏、ようやくの直木賞受賞作。シリーズものらしいが、他は未読。
文章や情景が美しくてよい。能舞台のシーンは興味深く読んだ。