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- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 単行本
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Book 1
心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。Book 2
「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。
善悪について、セックスについて、暴力(虐待、DV、テロ)について、モラルについて、狂気について、秘密について、共感について、自我(自意識)について、フィクションの役割について、考えさせられることいっぱい。頭ぐるぐる。もしくはときどき、きちんと言葉にしてくれてありがとう。
いつもながら比喩も素敵。
殺し屋、青豆ちゃんが魅力的。この思索の示唆に富んだファンタジーの要は、青豆と天吾の初恋なのかもしれない。じつに純粋な夢物語。まるで韓流。
でも、いいの。夢をみたいから。
ヤナーチェックのシンフォニエッタを検索して聞いてみた。
天吾の作る料理、エビ、セロリ、マッシュルーム炒め物がおいしそうなので、作ってみようと思ってメモした。今度、夕食の食卓に上げてみます。