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- 作者: 瀬尾まいこ,小池アミイゴ
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2008/03/20
- メディア: 単行本
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大阪の下町にある中華料理店・戸村飯店。この店の息子たちは、性格も外見も正反対で仲が悪い。高3の長男・ヘイスケは、昔から要領が良く、頭もいいイケメン。しかし地元の空気が苦手で、高校卒業後は東京の専門学校に通う準備をしていた。一方、高2の次男・コウスケは勉強が苦手。単純でやや短気だが、誰からも愛される明朗快活な野球部員。近所に住む同級生・岡野に思いを寄せながら、卒業後は店を継ぐつもりでいた。
春になり、東京に出てきたヘイスケは、カフェでバイトをしながら新生活をはじめる。一方コウスケは、最後の高校生活を謳歌するため、部活引退後も合唱祭の指揮者に立候補したり、岡野のことを考えたり、忙しい日々を送っていた。ところが冬のある日、コウスケの人生を左右する大問題が現れて……。
これは楽しかった。さすが瀬尾まいこ先生。安心して読書できます。
うちの娘の中学にも転任してきてほしい。(無理)
このところ、自身の価値観の根底を覆すようなドロドロした小説ばかりを読んでいたので、まさに一服の清涼剤となりました。