ディスカスの飼い方

ディスカスの飼い方

 
ディスカスの飼い方 大崎善生 ***

ディスカスを知ることで、世界の全てと繋がろうとした涼一。だが、恋人の由真は、彼の元を去って行った―。『パイロットフィッシュ』から7年。再び、著者が人生をかけた美しいモチーフを通して贈る、至高の長編恋愛小説。

恋愛小説というより、マニアックな、まさにディスカスの飼い方の指南書のようである。
だから恋愛がとってつけたフィクションのように、妙に浮いている。ちょっと残念。
もっと、いつもの大崎さんのロマンチストぶりを、詩的な言葉として味わいたかった。このところ、続けざまに、女性作家のエグイ小説を読んでたのでとくに。