長い終わりが始まる

長い終わりが始まる

長い終わりが始まる 山崎ナオコーラ ***

大学4年生の小笠原は、マンドリンサークルに所属している。未来になんて興味がなく、就職活動よりも人間関係よりも趣味のマンドリンに命をかけている。そして、とても好きな人がいる。いつまでも流れていく時間を描いた青春文学

不器用で人間関係をうまくつくれない女、小笠原。淡々として強い。でも強さゆえの、そこはかとない悲しみが伝わってきて、いい作品だと思った。