読書
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/10/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 120回
- この商品を含むブログ (311件) を見る
>>>東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。>>>amazonより
「チームバチスタの栄光」の続編。海堂尊氏は勤務医だそう。そうだよねー。それでなければこんなに医学的に詳しく書けるわけないものね。変人白鳥のキャラにだいぶ慣れ、天敵加納警視正との丁々発止のやり取りを楽しめるようにまでなった。おもしろかった。
個人的にはチームバチスタよりおもしろかったかも。でも肝心の謎の部分が甘いというか、ムリヤリという感じは受けた。でも医学的知識満載のエピソードが、うまいし読ませるので、読んでいてお利巧になったような錯覚に陥り、ま、いいかと許してしまうミステリー小説だと思う。