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アバウト・ア・ボーイ [DVD]

アバウト・ア・ボーイ [DVD]

アバウト・ア・ボーイ ****


38歳の独身男ウィル(ヒュー・グランド)は、親の遺産のおかげで働きもせずに悠々自適の生活を過ごしていた。そんな彼の前に、12歳の少年マーカス(ニコラス・ホルト)が現れ、たちまち彼の生活はかき乱されていく。しかし、マーカスは深刻な問題を抱えていることがわかり、次第にウィルは自分に欠けているものを認識するようになる…。>>>amazonより


なんという自己中男!嫌な感じーー。(でもわたしもかなり自己中オンナなので、人のことは言えない気もしますが。)と思って観ていたのですが、これはなかなかよかった。
イギリス映画だと思ったら、アメリカ映画なのね。ちょっとびっくり。
英語では無職のことを、ブランクというらしいが、字幕では無だ。。とか、空っぽだ。。とか訳していた。無とか空は東洋的思想でいうと哲学的意味もあるので、単に無職だ。。というより、かなり意味深く自我についても論じられているように感じられてしまう。(深読みしすぎだと思うが)あれを無職だ。。と訳すと、ちょっと毒のあるコメディ感が強まる気がする。でも職業というか、社会的活動は、やはりアイデンティにかかわる重要な問題なのかもしれないけれども。
マーカスの捨て身でおかあさんを思う気持ちには、ほんとに心打たれました。