読書


不恰好な朝の馬

不恰好な朝の馬

 井上荒野 ****

>>>あるいは、これは最後のキスになるのか。 夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられないもう一人の男。交わり、裏切り合ういくつもの恋と運命を描く、連作小説集>>>帯より

不恰好な朝の馬/クリームソーダ/額縁の犬/鹿田温泉/スケッチ/虫/初夏のペリメニ


よくできた短編集だと思う。面白かった。
なにげない言葉の選び方も好み。端正で現代的な作品集だと思う。
井上荒野といえば、江國香織を連想するのですが、江國さんの新作はこのごろ出ないなぁ。