読書


感光生活

感光生活

感光生活 小池昌代 ****

>>>日常生活の中に立ち現れる新たな変容と、記憶のように甦る永遠の相…。「わたし」という謎の中心に生きて在る感触へむけて、深く降りてゆく15の短篇集。>>>amazonより

隣人鍋/島と鳥と女/青いインク/ゴット・オブ ・チャンス/石を愛でる人/げんじつ荘/祭りの日/ハウル・ザ・バー/風のリボン/鳩の影/蜂蜜びんの重み/クラスメイト/中川鮒蔵商店/ミミとわたし/船上レストラン

小池さんはやはり詩人だなあ。言葉が美しい。彼女の特別な世界を垣間見ることができる。
短編小説というには、短すぎて起承転結も完全でなく、物語の途中で、驚きとともに宇宙空間にほっぽりだされるような気持ちになるが、そんなふわふわと浮いている感覚がわたしには妙に心地よい。好みです。