「マイ・ルーム」 **** マイ・ルーム [DVD]
>>>>>反抗的素行を続ける17歳の少年ハンク(レオナルド・ディカプリオ)に手を焼いている母親リー(メリル・ストリープ)は、20年ぶりに姉ベッシー(ダイアン・キートン)からの手紙を受け取った。長年父(ヒューム・クローニン)と伯母(グウェン・ヴァードン)の面倒を看てきたベッシーは、現在白血病に冒され、親族からの骨髄移植を望んでいるという。リーはハンクを連れて、久々に故郷へと戻るのだが…。>>>>amazonより

見終わった後、涙がしばらく止まりませんでした。。
地味ですが、いい映画です。なんといっても俳優陣が豪華だし。製作は、医者として脇を固めているロバート・デ・ニーロ。彼はカッコいいだけでなくそういう才能もあったのね。。ディカプリオが、大人になりきっていない少年の危うい雰囲気を残すハンクを好演。
メリル・ストリープは、不器用な母を多少下世話に演じ、(うまいし、脚本もよいのだろうね。)愛することを怖れない叔母、ベッシーを演じたダイアン・キートンは、なんて美しいのだろうと思いましたよ。
父や叔母や家族を愛することができて、幸せな人生だったというベッシー。
人は、愛されたいと願うから愛されるのではなく、ただ愛するから愛されるのかもしれないなあ。
決して後味のいい映画ではありませんが、一瞬を輝かせることができるのは自分自身であるということと、自分にとって、ほんとうに大切なものはなんなのかを、考えさせられる秀作だと思いました。