「刺繍 刺繍」 川本晶子   ***
>>>>39歳バツイチ子なし。うんと年下の恋人あり。痴呆の母と老いた父と暮す家で年下の恋人も同居を始める。母が彼に恋をしたからだ…。微妙な年齢の揺れる心のうちを描く。 >>>>amazonより

うーん。こういうこともあるかもしれない。。小説としては悪くない。
エリの年下の恋人の敏雄(この名前、好きだなー。)もエリのお父さんも飄々として懐が深くていてとてもいい。ジタバタするのは女ばかりなり。
でも、もし、わたしの身に同じようなことが起こったとしたら、やはりエリ以上にジタバタするんじゃないかな。どうだろう。。
刺繍や手芸は苦手なので、イマイチ入り込めないところもある。
第21回太宰治賞受賞作品。小川洋子が帯に以下のコメントを書いている。
「体温の通ったこんな素敵な場面が書けることを、うらやましく思う」