「4:30」(フォーサーティ)ロイストン・タン監督 シンガポール・日本合作 ****

「4:30」は、11歳の中国人の少年シアオウーと同居人(たぶん父親)の30代の韓国人の男性ジョンとの関係を淡々とカメラが追う。ふたりは共通する言語をもたないので、セリフはほとんどない。朝の早い時間にシアオウーがジョンの部屋に忍び込み、物を盗む所から始まる。それは、ジョンが少年シアオウーのヒーローであるがゆえなのだ。。
とても悲しい物語だが、なんだかとても心に響いた。そっと胸の奥に眠らせ沈めおきたくなるような作品だった。