オリーヴ・キタリッジの生活

オリーヴ・キタリッジの生活

オリーブ・キタリッジの生活 エリザベス・ストラウト ****

アメリカ北東部の小さな港町クロズビー。一見静かな町の暮らしだが、そこに生きる人々の心では、まれに嵐も吹き荒れて、生々しい傷跡を残す―。穏やかな中年男性が、息苦しい家庭からの救いを若い女性店員に見いだす「薬局」。自殺を考える青年と恩師との思いがけない再会を描いた「上げ潮」。過去を振り切れない女性がある決断をする「ピアノ弾き」。13篇すべてに姿を見せる傍若無人な数学教師オリーヴ・キタリッジは、ときには激しく、ときにはささやかに、周囲を揺りうごかしていく。ピュリッツァー賞を受賞した珠玉の連作短篇集。

翻訳モノは苦手なんだけど、がんばって読んだ。おもしろかった。写実的、現実的小説。人間の本質ってそうかもね。。あんまり認めたくないけどね。でも、それが、真実かなあ・・。