時を刻む砂の最後のひとつぶ

時を刻む砂の最後のひとつぶ

時を刻む砂の最後のひとつぶ 小手毬るい ***

欲望に殉じて一直線に突きすすむ女、恋と刺しちがえ破滅の淵にたつ女、時の侵食にたえ愛を守りつづける女。哀しいほど美しい生。ひたむきに狂っていく男と女を描いた短編集。

そんなに好きな作家じゃないのですが、新刊の棚にあって、タイトルに惹かれたから読んでみた。難しくないし、読みやすい。女性がいかにもありがちな女性なのがつまらないかな。