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- 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
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父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが…。
ゾシマの言葉にしたがって、アリョーシャは父の家に出かける。父と長男ミーチャとの確執は、激しさを増していくようだ。イリューシャとの出会い、スネギリョフ大尉の家で目にしたものなど、アリョーシャの心はさまざまに揺れ動き、イワンの「大審問官」で究極の衝撃を受ける。
「気の毒な人の心をせんさくするのは、その人を軽蔑しているからではないのか」
アリョーシャが恋人に言われる言葉ですが、わたしもちょっと考えさせられました。
偽善という概念については、もうまったくといっていいほど、わたしは、迷いはないのですが、「軽蔑」という言葉には心をゆさぶられました。
話は違うかもしれませんが、軽い道具ほど重く扱うのが、茶道の点前の鉄則なので、重く扱うことが軽いことだとなれば、それはまた達人的であるなあと。でも、重いものは重いか。。
まあ、とりあえず、あと二巻がんばって読むつもりではあります。でも、挫折しそう。。