切羽へ

切羽へ

切羽へ 井上荒野 ****

静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。宿命の出会いに揺れる女と男を、緻密な筆に描ききった美しい切なさに満ちた恋愛小説。

いいですねー。素敵です。そこが切羽かというと、ちょっと疑問ですが、美しくてよい。
作家って、ある意味悪魔かも。