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- 作者: 島本理生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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十二歳の野宮朔は、舞踏家の父と二人暮らし。夢は、物語を書く人になること。一風変わった父の仲間たちとふれ合い、けっこう面倒な学校生活を切り抜けながら、一歩一歩、大人に近づいていく。そんな彼女を襲った、突然の暴力。そして少女が最後に選んだ、たった一つの復讐のかたち――。『ナラタージュ』から二年、新たな物語の扉が開く。
話の筋としては、ありきたりだが、大人びた12歳の女の子の丁寧な心理描写がとてもよかった。