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無銭優雅

無銭優雅　山田詠美　＊＊

「心中する前の日の心持ちで、つき合って行かないか?」 人生の後半に始めたオトコイ(大人の恋!?)に勤しむ、42歳の慈雨と栄。ふたりは今、死という代物に、世界で一番身勝手な価値を与えている-。書き下ろし長篇。

ううーん。。同年代の男女の恋愛小説だけに、気持ち悪かった。。コドモすぎる。独身だからいいのかなあ。どこが優雅なの？チープなだけじゃないの。美しさがない。（この小説から美しさを感じとる人もきっといるだろうけど、わたしにとっての美しさとか優雅さとはこういうものではないのだ。）ところどころ、なるほど！と、思うところはある。
たとえば、上品と、品があるの違いなど。
今までも山田詠美の小説がしっくりきたことは一度もなかったけれども、興味があったので読んでいたのだが、もうその必要はないかな。と思った。埋めようのない溝を見たような気がした。