読書
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 単行本
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>>>身重で帰ってきた娘を迎えたのは、毎日ニルヴァーナを大音量で聞く母だった…。
第32回川端康成文学賞受賞作「ロック母」ほか、ぐれた娘が家に火を放って逃亡する「ゆうべの神様」など1992年から2006年に書かれた短編小説全7編を収録>>>引用
ゆうべの神様/緑の鼠の糞/爆竹夜/カノジョ/ロック母/父のボール/イリの結婚式
装丁が黒と銀でシック・・でもコワイ。
うーん。よくできていると思う。昔の作品はあからさまに、角ちゃんの毒の強さを感じさせる。閉塞感があり、明るさや希望がない。今は毒を上手に潜ませることができるようになったんだろうな。「ロック母」からは読みやすい。ほっとする。