読書

薄闇シルエット

薄闇シルエット

薄闇シルエット 角田光代 ****


>>>ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。仕事は順調。同年代の男よりも稼いでるし、自分の人生にそれなりに満足していた。ある日、恋人から「結婚してやる」と言われ、小さな違和感を感じる。「どうして、この人は『私が結婚を喜んでいる』と思って疑わないんだろう…」―違和感は日に日に大きくなり、ハナは恋愛と仕事について模索していくことになるのだが…。人生の勝ち負けなんて、誰が分かるというのだろうか。圧倒的リアルと共感が心にささる傑作長編。>>>amazonより


おもしろかった!さすが角ちゃん。
隣の芝生ばかりをうらやみ、惑い、そんな自分がいやで前に進めないハナは、なんて素直でかわいいのだろうと思う。人はそんなに簡単にマイペースになんてなれないし、どうあっても他人と自分を比べてしまう。
それにしてもハナとチサトの関係はいいなあ。わたしもこんな友達がほしいなあと思ったのであった。