読書

夜の朝顔

夜の朝顔

夜の朝顔 豊島ミホ ****

>>>なんにもない田舎で暮らす小学生センリ。でも気になることは山ほどある。クラスメイトとの微妙な距離感、となり町での発見、垣間みるオトナの事情…。“明るい子ども”でいるため、言葉にできなかった7つの思い。人生で一番長い6年。小学生センリが初めて知る、不安、痛み、憧れ、恋。『檸檬のころ』で注目を集めた24歳の新鋭が、新しい発見に満ちた日々とほろ苦い成長の過程を、細やかに掬い上げる。>>>amazonより

以前読んだ同じ作者の「ブルー・スノー・ワルツ」がイマイチだったので、もう読むことはないかな。。と思っていたのですが、これは意外によかったです。
今思えば、たしかに小学校の6年間は長かったものねえ。。
わたしはこんなに聡い小学生ではありませんでしたが、なんとなく自分の子ども時代を思い出してしまうようなエピソードもあり、全体的にうまいなあという印象。
同級生への淡い恋心を描いた表題作「夜の朝顔」がいちばん好きでした。