読書

ほどけるとける

ほどけるとける

ほどける とける 大島真寿美 ***
>>>泡のような日々は、ふわふわと。
どうにも先が見えなくて、めんどくさくて、将来の夢もわからない……。高校を突発的に中退し、祖父が経営する銭湯を手伝う少女が、常連客との交流や淡い恋を経て、夢を見いだしていく。ほわほわとあたたかな物語>>>amazonより

うーん。まあまあ。この人の書く物は好きな方かな。
文中に、諺「袖擦り合うも多生の縁」が出てくるが、驚いたことに、「袖振り合う」となっている。
単なる印刷ミスではなく、昔の人は袖を振り合ったのだとまで。。編集者は何をしているんだ・・。
万が一、パロディでも嫌だなー。「すれ違うだけでもご縁がある」というのと、「袖を振り合ったからご縁がある」のでは、全然「縁」としての希少性や偶発性が違ってくるでしょう。だいたい昔の人は袖なんて滅多に振らないでしょう。お辞儀の文化なんだから。。あーびっくりしました。

後日、袖振るでも袖擦るでもどちらでもよいようだということがわかりました。