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きみの歌が聞きたい

きみの歌が聞きたい

きみの歌が聞きたい 野中柊 ****
>>>>夫に恋人がいることを知って傷つきながらも、諦念を抱いて日々を送る美和。そんな彼女と共に、天然石のアクセサリー・ブランドを立ち上げた幼馴染の絵梨。そして、絵梨のかつての恋人であり、さまようようにして生きる少年ミチル。いつしか、美和とミチルは週に一度だけベッドを共にするようになる……。優しさと慈しみに満ちた長編恋愛小説。>>>amazonより

川上弘美さんの「夜の公園」にそっくりな設定。どっちが先なの?
「夜の公園」より、「君の歌が聞きたい」の方が好きだった。
感傷的過ぎる文も、フィクションとして心地よい。
美和と絵梨の年下の恋人、ミチルがオトナだなあ。でも、こういう子もいるかもしれない。
美和の夫は、「夜の公園」のリリの夫より余程人間的で、好感が持てる。
美和と絵梨の関係もきれいごとなのかもしれないけれども、リリと春名の関係「夜の公園」より心温まる。(リリと春名の方が現実に近いのかもしれないけど。)
小説は、フィクションなんだから、読むひとを気持ちよくさせなきゃね。。と思うのですがいかがでしょうか。