「長崎乱楽坂」吉田修一 ***長崎乱楽坂

>>>>>三村の家では毎晩が酒盛りだった。若い男どもが、風呂上りのからだに下穿き一つで出入りする大家族。男たちの肌の火照り、女たちの熱い息。駿と悠太は幼い頃から、性と暴力の渦の中にいた―少年たちに深い印象を残してゆく幾人もの男たち。強い引力を感じながらも、少年たちは、彼らとは違う男に育ってゆく。>>>>amazonより

いつもの吉田修一作品とは一味違う。泥臭く汗臭い。
でも意外とフツウ。いつもの吉田作品の違和感を覚えるほどの一風変わった感性の耀きは感じられなかった。(あ、でもそれを感じたのは初期のころだけかな。)ふーん。吉田さんこういうのも書けるのねー。という感じ。(エラソウデスネ)でも引き込まれて読んだし、それなりの読み応えはありました。好きな作品ではないけれども。