反人生

反人生

反人生 ****

夫を亡くしてひとり暮らしの荻原萩子・五十五歳が抱く、
バイト仲間の年下女子・早蕨へのときめきと憧れ。――「反人生」
世界を旅する寅次郎、ユーモアのセンスあふれる桃男。
男友だちから新たな感覚を学ぼうとする大沼の行く末は……。――「越境と逸脱」など全4編。
男と女、親と子、先輩と後輩、夫と妻。
無意識に人々のイメージに染み付いている役割や常識を超えて、
自由でゆるやかな連帯のかたちを見つける作品集。