ここに消えない会話がある

ここに消えない会話がある

ここに消えない会話がある ***

25歳の広田(アキバ系?)、岸(こそこそ小説を書いている)、佐々木(リーダーシップを取りたがる)、そして26歳の別所(いつも日焼けをしている)、それから27歳の魚住(ふざけている)、津留崎(美人)。
6人は、大きな会社の中の小さな班、「夕日テレビ班」で毎日深夜まで仕事をしている。
(ちなみに、非正社員が3名、正社員が3名である)。
彼らが机の島で日夜続ける地味な作業は、「高校野球」のシーズンの到来によって、大変さの頂点を極める。
仕事仲間として会話を交わし笑いあう。人と人とのやりとりに一瞬の永遠がある。仕事を詩的に描いた「職場小説」。