私の中の男の子

私の中の男の子

 
私の中の男の子 山崎ナオコーラ ****

19歳で小説家としてデビューした雪村は、周囲から当然のように「女性作家」として扱われることに戸惑いを隠せない。性別なんて関係なく、作家として生きたい―。それからの雪村は、担当編集者の紺野と、仕事に意欲を燃やし出す。大学では時田という友人もでき、順調に仕事も増えてきた雪村だったが、またしても自分が「女性」であるがゆえの大きな壁が立ちはだかってきて…!?社会で働き、世界を生きるすべての女性に届けたい、著者随一の「生き方小説」。