ユーラシアの双子 上 (100周年書き下ろし)

ユーラシアの双子 上 (100周年書き下ろし)

ユーラシアの双子 下 (100周年書き下ろし)

ユーラシアの双子 下 (100周年書き下ろし)

ユーラシアの双子 上・下 大崎善生 ****

自死した娘、病床にある元妻…五十歳で会社を早期退職した石井隆平は決して戻らぬ自分の半生を噛みしめ、ひとりユーラシア大陸横断の旅にでる。逗留先のウラジオストックで自殺を決意し旅をするエリカの存在を偶然知った石井は、彼女の自殺をひき止めようと決意する。止まぬ悔悟と芽生えた微かな希望。列車はシベリアのタイガからバイカル湖を越えモスクワに―。現地完全取材敢行。壮大なスケールの長編小説

おもしろかった〜。先が知りたくてわくわくしながらページをめくった。時折涙しつつ。シベリア鉄道は乗りたくないけど、ヨーロッパ、特にスペインに行きたくなった。主人公石井が、旅先で飲み続けるビールやワインの品評も楽しかった。