ジェイン・オースティンの読書会 ****

離婚歴6回の女性バーナデットは、愛犬を失った友人のジョスリンを励まそうと、オースティンの読書会を企画する。
彼女は「オースティンは、人生の最高の解毒剤だ」と常々、考えていたからだ。ジョスリンの親友シルヴィアも、ちょうど夫から「他に好きな人ができた」と告げられ窮地に陥っていた。
しかし、オースティンの長編小説は6冊あるため、メンバーもあと3人必要だ。まずは、趣味の合わない夫より教え子にときめいているフランス語教師のプルーディー。
そして恋多きシルヴィアの娘、アレグラ。最後は唯一の男性にしてオースティン初体験の青年、グリッグ。
メンバーも揃い、ようやく読書会が始まるが、それぞれの想いが絡み合い、思わぬ結末にたどり着いていく。

なかなか個性的な読書会メンバーで楽しい。バーナデットが素敵だなあ。グリッグの恋の行方も楽しみだった。オースティン6作品を読み込んであれば、もっと楽しめただろう。残念。