かけら

かけら

かけら 青山七恵 ****

父は、昔からちゃんと知っていたようにも、まったくの見知らぬ人であるようにも感じられた―第35回川端康成文学賞受賞。最年少で受賞した表題作を含む珠玉の短篇集。

ひさびさにいい純文学を読んだなあ。わたしのなかで、川端康成文学賞受賞作にはハズレはない。
かけら/欅の部屋/山猫の3篇。
どれも秀逸だと思ったが、好きなのは、欅の部屋。小麦ちゃんに会ってみたいと思った。