森に眠る魚

森に眠る魚

森に眠る魚 角田光代 ***

東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。

おもしろかったけれども気持ち悪かった。ラストは不鮮明。まあミステリじゃないから、こういうのもアリなんだろうけど。女たちの思考回路は、最も今のわたしが嫌悪するものだ。
でも、気持ちははわからないでもないけど。わたしも子どものころはよくそんなことを思ったものだ。女友達って難しいよなあ。そんなことに悩むならひとりがいいよ。