読書

ひとり日和

ひとり日和

ひとり日和 青山七恵 ***

>>>人っていやね......人は去っていくからね。20歳の知寿が居候することになったのは、 母の知り合いである71歳・吟子さんの家。駅のホームが見える小さな平屋で暮らし始めた私は、キオスクで働き、恋をし、吟子さんとホースケさんの恋にあてられ、少しずつ成長していく。
選考委員が絶賛した第136回芥川賞受賞作。>>> amazonより


いちばん最近の芥川賞受賞作です。文藝春秋で読みました。
読みやすかった。このごろの若い子ってこんな感じなのかなあ。軽く、なにげなくタルイし、さりげなく自己完結している。それ以外は、なにが起こるわけでもない普通の日常を描いた小説。主人公は盗癖があるんだけど、これがまったく軽い扱いで、それもまたおもしろかった。自己中心的だなあと思って。