映画

 ****


>>>パリのルーブル美術館で発見された館長ソニエールの死体。この事件で警察から協力を求められたバーバード大のラングドン教授だったが、じつは容疑者のひとりでもあった。死体の回りの不可解な暗号、レオナルド・ダ・ビンチの“ウィトル・ウィウス的人体図”を模したポーズの死体は謎に包まれていたが、ソニエールの孫で暗号解読官のソフィは彼が無実であることがわかっていた。そしてソフィーは死体に隠された暗号の謎を追って、ラングドンと美術館を飛び出す…。>>>amazonより


よかった。おもしろかった。原作を読んだとき、物足りなかったというか、理解が足りなかった部分がすっきりとした。やはりこういうミステリーは映像がなくては。
出演俳優や、原作の登場人物にとくに思い入れもないので、字幕ではなく吹き替えで観た。映像に集中できたし、(とくにキリスト教の歴史的背景の説明部)よかった。
映像で見られていちばんうれしかったのは、聖杯の地図を隠す小箱、クリプテックス。
でも、想像していたのと、ちょっと違った。
ラストのラングドンとソフィーの別れのあっさり具合が、原作より良い。(原作はなんとなくがっかりした。)
この謎が、真実でも嘘でもどちらでもいいことだとは思う。ただ、やはり宗教は争いのもとなんだなあ。と思った。
心のよりどころとしての宗教を否定はしないし、人知を超えるおおいなるものの存在は、どちらかというと信じてはいるのだが。