映画

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ホテル・ルワンダ ****

>>>1994年アフリカのルワンダでは、長年にわたるフツ族ツチ族の民族抗争がエスカレートし、ついにフツ族ツチ族の大虐殺を開始。そんな中、ルワンダの高級ホテル支配人を務めるフツ族のポール(ドン・チードル)は、妻タチアナ(ソフィー・オコネドー)がツチ族であることから家族だけでも護ろうとしていたが、彼を頼って集まってきた難民たちを見ているうちに、彼の心の中で何かが変わり、独り虐殺者たちと対峙することに…。>>>amazonより

日本公開の予定はなかった映画だったが、公開を応援する会が出来て、公開が実現したらしい。
恥ずかしながら、わたしはこのルワンダでの100日間で100万人もの人が虐殺されたという事件をまったく覚えていなかった。ニュースで耳にしたかもしれないが、それこそ「怖いねー。」でスルーしてしまった先進国の一市民だったのだと思う。
「君たちはニガーですらないのだ。」ホテル支配人のポールに、国連軍の撤退を告げるカナダ人将校の言葉が耳に残る。先進諸国に見捨てられたことを怒るでもなく、静かに受け入れ自分の力でなんとか守ろうとする、ポールの冷静で的確な対応にはほんとうに頭が下がるしすごいと思った。映画の公式HPにある、ルワンダの歴史によると、このフツ族ツチ族の対立は、支配階級であったベルギーによって故意に造りだされたものらしい。。
人を見下すことによってでしか、自分の価値を見出せないから差別があるのか。それとも。。
とにかくいろいろ考えさせられた。もう少しこどもが大きくなったら、ぜひ見せたい映画です。